雑記帳
よく使うコマンド
基本的にWindowsでのコマンド。大体はMacでも共通だと思う。
パソコンについては、Macも使った上で、普及率の高いWindowsの方が結局便利だと思っている。なんで学会ではあんなにMac率が高いんだろうか…
Windows
- Windows + L:画面ロック。離席時に必須のリテラシー。
- Ctrl + Alt + Delete:タスクマネージャーなどを出す。なぜかたまに忘れる。
- Windows + Shift + S:領域を指定してスクリーンショット。何かと便利。
- ー>と打ってEnter:矢印「→」が打てる。←も同様(<ー)。
- Ctrl + Shift + R(またはShift + F5):Google Chromeでのハード再読み込み。Webサイト更新後のページチェックはこれでやる。Shiftなしだと普通の更新。
PowerPoint (スライドショー中)
- Ctrl + L:レーザーポインターを出す。Windows + Lを押して画面ロックしがち。なお、Windowsではポインターの色を変えられる。デフォルトは赤(HeNe)だが、緑の方が視認性が高い…?
- 数字を打ってEnter:特定のページ番号に飛ぶ。全角入力モードだとできないので注意。
- B:画面を黒くする。授業などで一時的に画面を消したいときに便利。なお、Wを押すと画面が真っ白になる。
illustrator
- Ctrl + O:アウトライン化。最後にフォント情報を消すときに使う。
- オブジェクト > アートボード > オブジェクト全体に合わせる:論文投稿などでPDFの図を提出するときに使う。
- Altを押しながらパスファインダーで合体:個々のオブジェクトの情報を捨てずに合体できる(複合シェイプ)。
- Ctrl + F:コピーしたオブジェクトを、コピーした位置にペースト。
HTML
- <:<
- >:>
- &:&
-
ページ内リンクについてヘッダーサイズ分だけ(例:50 px)表示を下げる:
a.header-shift { display: block; padding-top: 50px; margin-top: -50px; }
日常
- ハイフン:-
- マイナス記号:− / ハイフン(-)より長い。打つのがしんどいので、ここからコピペする。辞書登録しても、見にくくてしんどい。
- enダッシュ:– / 「Einstein–Stokesの式」ですごい使う。あと、論文のページ数:J. Phys. Chem. C 127 (21), 10245–10252 (2023)
- emダッシュ:— / 小洒落た英文を打つときにしか使わないので、科学的な文書を打つ際には使ってはいけない。
- オングストローム:Å / 日本語フォントのÅは、Arialに変換したとき上手くいかない。
- 摂氏温度:°C / 丸とCは別の文字。日本語フォントの℃は格好悪いので、使わない方が良い。
- 芝浦カラー:深緑【DIC380 ・ CMYK:C96 M74 Y95 K0 ・ RGB:公式ではないが、当サイトでは#204C3Bにしている】
- 早稲田カラー:臙脂【DIC2486 ・ CMYK:C0 M98 Y74 K45 ・ RGB:R142 G23 B40, #8E1728】
-
Amazonなどのアドレス:リンクを送るときに検索履歴がアドレスに含まれていることがある。
アドレスを送るときには、不要な情報は削除すること。
例:https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95%E6%9B%B8%E3%81%84%E3%81%A6%E3
%82%82%E3%81%84%E3%81%84%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%99/dp/4065356253/%E5%BB%A3%E4%BA%95%E3%81%AE%E5%A5
%BD%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%81%AF%E6%8B%85%E3%80%85%E9%BA%BA
→ https://www.amazon.co.jp/dp/4065356253/ だけでよい。 -
iPhoneで動画を撮影中、右下に現れる白丸をタップすると、静止画を記録できる。
遊園地で、近くにいた親切なパパさんから教えていただいた。
自作PC
データ解析をするにあたって、しかるべき能力を持ったパソコンは必須である。
「装置を自分で作る」を基本精神としながら市販のPCを使うのはいかがなものかということで、PCも自作をしている。
自作PCというと、「ゲーム用に!」や、「低価格で!」など研究の趣旨から外れた情報が多いので、
研究用に作ったPCの情報をまとめておく。
1号機
CPU | AMD | Ryzen 5 5600X |
---|---|---|
GPU | ELSA | RTX 3060Ti |
マザーボード | ASUS | B550-PLUS |
メモリ | Crucial | DDR4-3200 32 GB * 2 |
ストレージ1 | Crucial | MX500 SSD 1 TB |
ストレージ2 | Seagate | BarraCuda HDD 6 TB |
クーラー | Scythe | 虎徹 MarkII |
電源 | 玄人志向 | KRPW-GK750W/90+ |
PCケース | Thermaltake | Versa H26 Black |
動画処理用にGPUを入れた。
書き出しがとても早くなった。
使ったことがないのでRyzenを入れてみた。
これでも、Igorで時分割データの解析をするとメモリがいっぱいになる。
教科書通りの仕様。
2号機
CPU | Intel | Core i7-11700K |
---|---|---|
GPU | なし | |
マザーボード | ASUS | H570-PRO |
メモリ | Crucial | DDR4-3200 32 GB * 4 |
ストレージ1 | SAMSUNG | M980 PRO SSD 1 TB |
ストレージ2 | Seagate | BarraCuda HDD 6 TB |
クーラー | Scythe | 虎徹 MarkII |
電源 | 玄人志向 | KRPW-GK750W/90+ |
PCケース | Antec | P7 Silent |
光子到達時間記録に使うTimeHarpの制御用のPCとして製作。
TimeHarpはメモリにデータを溜めこみながらストレージに書き込むようだったので、
メモリを増やし、ストレージもM.2タイプの早そうなものにした。
データ取得時はSSDに書き込み、その後HDDに移すようにして運用。
M.2タイプだからか、SSDからHDDへのデータ移動は爆速(3 GB/sくらい)。
これでも1 Mcps程度のデータ入力が続くとデータ記録が追い付かなくなる。
画像処理は不要なのでGPUはナシ。
暗室に置くので、遮光性の高そうなPCケースを選んだ。
3号機
CPU | Intel | Core i5-12400 |
---|---|---|
GPU | なし | |
マザーボード | ASRock | B660 Pro RS |
メモリ | Crucial | DDR4-3200 32 GB * 4 |
ストレージ1 | Crucial | P3plus SSD 1 TB |
ストレージ2 | Seagate | BarraCuda HDD 6 TB |
クーラー | Scythe | 虎徹 Mark3 |
電源 | 玄人志向 | KRPW-AK650W/88+ |
PCケース | Thermaltake | Versa H26 Black |
共用のデータ解析用PCとして製作。
メモリはしっかりと積んだ。
マザーボードは安さで選んだのでシンプル。
CPUが12世代となり、ソケットはLGA1700に。下位互換性は捨てた。
メモリはDDR5が使えるようになったが、コスパでDDR4に据え置きとした。
メールの書き方
外部とのやり取りは、基本的にメールでやり取りする。
メールの基本的な書き方をまとめる。
SNSの発達と共にメールの書き方がどんどん怪しくなっているように感じる。
同じ文章でも、受け取る側によって結構良い・悪いが分かれる面倒な部分もあるが、
とりあえず廣井はこんなことを考えているよという参考にしてもらえれば。
-
件名(タイトル)は必ず入れる。無題のメールは迷惑メール扱いとなる。
件名は、見ただけで何に関するメールか分かるようにする。
「〇〇コース〇年の〇〇です」のような件名だと、誰かは分かっても何に関するメールか分からない。
「質問があります」だと、まぁ分かるけれども、何の授業かまで書いてくれるとより良い。
(学生には見えないかもしれないが、教員はいろんな授業を同時に持っている。)
「【〇月〇日〆切】歓迎会の出欠確認」のような件名だと、いつまでに返信しなければならないかがすぐ分かる。
ただ、〆切日を全面に押し出した件名は失礼と思う人もいるので、目上の人にはやらない方が無難。
-
本文の一行目は宛名。基本は〇〇様。教員に出すときは〇〇先生。
分野によっては教員をさん付けするが、化学系ならとりあえず先生。
「〇〇教授」は宛名には不適(先生は敬称だが、教授は単なる職名)。
特に初めてメールをするときは、相手の所属を調べて、
「芝浦工業大学 工学部 廣井 卓思 先生」のように所属と名前を両方書くのが丁寧である。
ただ、所属間違いや名前間違いは、結構心象悪くなる。「卓志」と書く勿れ。団体に出す場合は、基本は担当者に個人名で送るが、
不明な場合は「御中」で出す。
-
一行空けて最初は「いつもお世話になっております。〇〇(所属)の△△(名前)です。」や、
「初めて連絡させていただきます。〇〇の△△と申します。」から始める。
お世話になっているかどうかは問題ではないので、あまり深く考えない。場合によっては、「お忙しいところ、失礼いたします。」と丁寧に書くこともある。
忙しいかどうかは問題ではないので、あまり深く考えない。でも、多分忙しい。「お疲れ様です。」から入る人もいるが、ある程度の関係性ができていない内はちょっとフランクな印象がある。
「ご苦労様です。」は、一般的には目上の人が目下の人に使う言葉なので、
この記事で勉強しているような人は使うのを避けた方が良い。
-
要件を書く。短い方が良い。
長くなりそうな場合は、箇条書きにすることをお勧めする。
-
文末は大抵「よろしくお願いいたします。」になる。
個人的なよろしく丁寧ランキングは、
「よろしくお願いします。」
「よろしくお願いいたします。」
「何卒よろしくお願い申し上げます。」
となっている。
何を「よろしく」なんだ、とはいつも思う。
-
最後に名前を書いた上で署名を入れる。
署名を入れるほどではない場合も、名前は必ず入れる。
「最初に名乗っているじゃないか」なんてことは言わずに書く。
署名は名前・所属・連絡先(メールアドレス)があれば良い。
Webサイトの作り方
中学生のときにWebサイトを作って遊んでいたが、
20年程経ってWebサイトを立ち上げようとしたら大分様相が変わっていた(2023年)。
きっとまた大きく様相が変わっていくんだろう。
忘れないようにメモ。
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htmlとCSSを使って書くところは変わっていない。
ただ、どちらもとっても進化している。
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JavaScriptも当時から健在だが、jQueryというパッケージが良く使われるらしい。
何となくhtmlとCSSだけで書いた方が軽くて快適そうなので、
使用は最低限に留めようと思う。
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フレームを使ったWebサイトなんてなくなってしまった。
阿部寛のホームページくらいか。
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iモード用のWebサイトの勉強をして作った記憶があるが、
今はレスポンシブデザインという手法が主流となっていた。賢い。
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CGIで掲示板を作るというのが当時の定石だったのに、CGIってどこに行ったんだ…?
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英語化については、別のページを作らないといけないようだ。
自動翻訳が発達したら、いつか英語ページを独立に作らなくても良くなると信じている。
でもまだそんな時代は来ていないので、英語版を作らなければ…
→重い腰を上げました(2025.2.1)。
研究室の移設
NIMSから芝浦工大へ、芝浦工大から早稲田へ、2度の研究室移設を経験しました。
これで移設の流れは分かりましたが、きっと今後私は使うことのない知識なので、共有します。
移設が決まったら、いつまでに退去すべきか、いつから搬入可能かを調べて、早めに運送業者と連絡を取ります。
廣井の場合は、良く使わせていただいている代理店経由で見積もりをお願いしました。
精密機器が多いため、普通の引っ越し業者で引っ越すのはほぼ無理かと思います。
少なくともエアサスのトラックは必須になるかと思います。
資産については、移設前後の所属でしっかりと適切な手続きを踏みましょう。
見積もりに来てもらう前に、持っていくものと廃棄するものの分類を行います。
廃棄するものの代表格は試薬類になるかと思います。
先人が残した良く分からない試薬などがないように、卒業生が卒業する前に自分のものを片づけさせることが重要です。
幸い、私の研究室はソフトなマテリアルが中心で量も少なかったので、比較的スムーズにいきました。
光学系を組んでいる研究室で一番心が痛むのは、光学定盤を更地にすることです。
光学定盤は、部屋にもよりますが、解体して搬入することが多いので、
光学定盤上の光学素子類は全て撤去します。
ある意味、全てをリセットできるいい機会ですが、
なるべく早く移設先で復帰できるように、元々の設置場所にペンで印をつけておくのが良いかと思います。
早稲田に移転する際ということで、赤色のペンで印をつけた。
わずかに残る緑の印は、芝浦に移転する際につけたもの。
私の研究室は、「あれ、あのレンズないや…ま、買おっ」みたいな、だらしない姿勢を嫌っていますので、
レンズを焦点距離・サイズ・コーティング・平凸/アクロマティックごとに分けて分類しています。
ミラーも銀(紫外や近赤外)と誘電体多層膜(可視光)とで分けています。
ロッドやロッドホルダーも、長さ毎に分けて収納します。
ボルトも長さ・太さ毎に分けて収納します。
少し気を付けるだけで、日々の実験のストレスが解消できるはずです。
何かと使えるソーラボの箱に、光学素子を分類して収納。
引っ越し時の収納にオススメ。
小箱に入れられるものは入れますが、そうでないものはチャック付きのプラスチックバッグに入れていきます。
いろんな大きさのチャック付きバッグを用意して、種別に分類してどんどん詰めていきます。
光学素子関係は思いのほか重くなるので、小さめの段ボール箱を用意すると良いです。
ある程度段ボール箱は確保していたのですが、早稲田への移設に向けて10箱新たに買って、しっかり使い切りました。
緩衝材も段ボール大3箱分取っていましたが、全部使い果たしました。
適切な大きさのチャック付きバッグを選ぶために作ったバッグインバッグ。
神経質なあなたにぴったり。特許出願検討中。
緩衝材でぐるぐる巻きにして移設に備えます。
業者の方に梱包してもらう場合もありますが、なるべく自分でやっておくとスムーズです。
私の場合は、顕微鏡については梱包してもらいました。
また、精密機器については赤色のガムテープで印をつけて、運ぶときに緊張するようにしました。
特別なモノとして、レオメーターは業者にお願いして、輸送できるように箱詰めしていただきました。
光学定盤は、エレベーターを使う関係で分解しての搬入となりました。
これがある限り、自分たちでの移設は不可能です。
その他、サイズ次第でメタルラックやアルミフレームも解体しましょう。
実験機器に気を取られていると、オフィス関係の書類の整理が終わりません。
増え続ける学会誌や書籍をどうするかは、考えておきましょう。
私は、部屋一面に本が並んだ教授室にあこがれはありましたが、
「読まない本はただの紙」ということで、どこでも読めるように裁断してスキャンをしました。
研究室移設をする際の、誰かの参考になれば幸いです。